2010年04月15日

注文機能で証券会社を比較

株初心者の皆さんが覚えるべきこととして、「注文方法」というものがあります。常に変動する価格を自分の目で確認し、「よし!このタイミングだ!」と判断する方法を「成り行き注文」と呼んでいますが、あらかじめ価格を設定して、「この価格になったら買って(売って)くださいね」などの方法を「指値注文(逆指値注文)」と呼んでいます。将来的に、安定して利益を上げられるようになるためには、これらの注文方法を駆使することも非常に大切なんですね。

ところが、たくさんある注文方法をすべての証券会社ですべて使えるというわけではありません。「成り行き注文」や「指値注文」、「逆指値注文」のような基本的な注文方法はどの証券会社でも利用できますが、「連続注文」や「期日指定注文」、また、携帯端末を利用した「モバイル注文」などに関しては、利用できる証券会社と利用できない証券会社があるんですよ。

株取引の初心者の場合、まずは「成り行き注文だけ」という場合が多いのですが、それ以外の注文方法もいずれ駆使しなければいけない日は必ず来ます。その時になって、「あっ!(私が取引している証券会社では)この注文方法がない!」という時に、わざわざ業者を変えるのも面倒な話ですよね。ですので、まだ注文方法をうまく駆使できない段階であっても、ある程度の注文方法に対応している証券会社を選んでおく方法がオススメなのです。とくに注目しておきたいのが「モバイル注文」ですね。株取引を始められる方の中には、サラリーマンの方もたくさんおられると思います。したがって、「出先で価格を確認。気に入ったならその場で注文」がすぐに出来るよう、あなたが使っている携帯電話の端末にその業者が対応しているかどうかも確認しておきましょう。

オンラインサービスで証券会社を比較

今では、「ネット証券」が当たり前の時代になりましたね。以前は、直接証券会社の店舗に出向いて取引するか、あるいは電話で注文を出すという方法しかなかったのです。ところが今では、インターネットに接続したパソコンさえあれば、自宅でクリックするだけで注文も決済もすることが出来ますし、取引専用の口座を開設する場合も、いちいち店舗まで足を運ぶ必要はありません。書類の郵送とメールだけで口座開設が出来る時代になったんですよ。若い人など、「えっ!昔はそんなに面倒だったんですか…」と驚かれる人も多いことでしょう。

さて、上記のように、今ではほとんどのサービスをインターネット上で行うことが出来ます。証券会社の選び方の1つのポイントとしては、このような「オンラインサービス」で比較する方法もオススメなんですね。とくに注目したいのが「手数料」です。ネット証券の場合、取引にかかる「人件費」や「事務手数料」などの「運営コスト」をグッと抑えられるため、手数料も大幅に抑えられている場合があるんですよ。もちろん、私たちからすればそれを利用しない手はありませんので、「ネット証券における手数料の比較」というポイントも重視していきましょう。

また、株初心者の場合、分からないことも多くありますよね。この場合、メールで質問を送ってから返信が届くまでの「時間」を見ても良いですし、また、「ネットセミナーをどれくらい開催しているのか?」という点もチェックしておく必要がありそうですね。

始める資金で証券会社を比較

「株取引を始めたいけど、なかなか大きな資金が用意できない…」という人も多いですね。また、「大きな資金が用意できないので、株取引をあきらめます」という人も多いんですよ。どうやら、「株取引は一部のお金持ちのすること」というイメージがあるようですね。しかし、大きな資金を用意できない個人投資家のためのプランがたくさん用意されているんですよ。プチ株やミニ株など、「1万円前後」から株取引をスタートさせることも可能なんですね。

しかし、全ての証券会社で少ない資金から始められるわけではありません。多くは少ない資金からでもOKなのですが、そこを皆さんの「業者選びのポイント」とする方法を模索してみましょう。つまり、「始めるために必要な資金」で業者比較をするということですね。

まずは、色々な証券会社のホームページをのぞいてみましょう。初心者ページが併設されていれば、そこを見ても良いですし、「少額プラン」が書かれたページで確認しても良いでしょう。そこにはたいてい、「○○万円からOK!」などと書かれていますので、その数字で業者を比較するのです。

私の知っている限り、「5000円からOK」というプランもありますね。これなら、「お小遣いをちょっと増やす」という感覚で、また、「毎月の銀行貯金」のような感覚で始めることが出来そうですし、「そのまま毎月積み立てていく」という方法もオススメです。

「いくらから始められるのか?」は、すでに株取引に精通している方にとっては重要な要素ではないのですが、株初心者の皆さんにとっては大きなテーマです。ぜひ色々な業者のホームページなどを比較して、「いくらから始められるのか?」についても把握しておくようにしましょう。

取扱商品で証券会社を比較

「これまで投資とは無縁の生活でした」という人にとっては、株取引があなたの人生の「最初の投資」となりますね。しかし、「これまではFXをやっていましたが、それと同時に株取引も始めたいのです」という方もおられるでしょうし、また、「現物と先物の両方で投資をしたい」という人もおられるでしょう。
このように、「どんな投資にどれだけの資金を投入するか?」を一覧表のようにまとめたものを「投資ポートフォリオ」と呼んでおり、投資の中級者以上の方になると、必ずポートフォリオを作成して効率的に利益を上げているんですよ。

さて、このようなワンステップ先の投資を将来的に目指したいなら、「取扱商品」で証券会社を比較する方法もオススメです。たとえば、「A証券会社」では「外国為替」と「国内株」を取り扱っているが、「B証券会社」ではさらに「外国株」のラインナップも充実しているという場合があるとします。この場合、将来的に外国株への投資も考えているなら、やはり「B証券会社」を選んでおくべきですし、また、今は外国株に興味がなくても、いつ外国株に対する興味が出てくるのか分かりません。したがって、「取扱商品の豊富さ」というのは、皆さんが考えられる以上に業者選びの大きなポイントなんですよ。

もちろん、「商品が多ければそれで良い」というわけではありませんよ。商品の豊富さも大切ですが、その他の要素、「手数料」や「注文方法」なども大切なのです。しかし、「取扱商品が豊富な証券会社=フットワークの軽い投資が可能な証券会社」という図式も、あなたの業者選びのポイントにしておきましょう。

手数料で証券会社を比較

株取引を始めるには、証券会社に「取引専用の口座」を作成する必要がありますが、「どの証券会社に?」というのも大きなテーマですね。とくに、これから株取引を始める初心者の皆さんにとって、証券会社の選び方は難しい作業になるかもしれません。そこで、証券会社の選び方には様々な要素が関係しているのですが、まずは「手数料」という観点から業者比較をしてみましょう。

株取引は、無料で出来るものではありません。手数料を抑えた取引も続々登場していますが、それでも無料ではないんですよ。「1回の取引あたりでいくら」のように、手数料をちゃんと計算して取引しないと、「チリも積もれば山となる」のことわざのように、最終的な手数料の金額があなたの利益を圧迫するのは言うまでもありません(少額取引であれば、手数料無料のネット証券も一部あります)。

そこで、「細かく何回も取引する」というプランを希望されているなら、1回あたりの手数料が最も安い証券会社にターゲットを絞る方法がオススメです。手数料が安い分だけサービス面で劣ることもありますが、何回も取引する人、たとえば、「毎月の貯金感覚でコツコツと株を購入する人」のような方であれば、やはり手数料を抑えている業者・プランを選んでおきましょう。

一方、それほどたくさん取引をしない人であれば、手数料はあまり気にする必要はないかもしれません。その場合は、「注文方法にはどのようなものがあるか?」や、「外国株の取引は出来るのか?」などのように、手数料とは違う観点から業者比較をしておくと賢い方法と言えるでしょう。

どれくらいの資金から始めるべきか?

「株取引を始めたいけど、どれくらいの資金から始めるべきか…」という質問もよく耳にします。一般的に、株取引には「最低○○枚以上買ってくださいね」のような「単元数」が存在しているため、「この銘柄なら最低○○万円必要だな」とすぐに計算できるのですが、それでも、「一般的にはどれくらいの資金で…?」というのは気になる点だと思います。また、「株取引は大きな資金を用意できる人のための投資」というイメージもあるようですが、実は、少ない資金からでも始められるプランがたくさんありますので、ぜひここで勉強してください。

あくまでも私の個人的な意見なのですが、まったくの株初心者の場合、まずは「10万円程度」から始めてみてはいかがでしょうか?単元数の少ない銘柄や、銘柄の価格そのものが安い場合は、10万円でも十分に始めることが出来ると思いますよ。しかし、「ミニ株」や「プチ株」のような商品であれば、もっと少ない資金からでもOKであることが多いんですね。「1万円」からでもスタートさせることが出来ます。実際、ミニ株やプチ株を取り扱う証券会社の多くが「1万円」をスタートの目安としているのです。

また、「毎月の貯金感覚」で株取引を始めることも可能です。上記のミニ株やプチ株の場合、1万円からでも始められますので、「毎月1万円ずつ積み重ねる」という方法も人気なのです。この場合、変動によるリスクはありますが、銀行貯金よりも高い利回りが出るため、このような方法に注目が集まるのは間違いないでしょう。

「ミニ株」や「プチ株」とは?

「これから株取引を始めたい!」と考えている皆さんの中には、「始めたいけど資金がない…」という人も多いのではないでしょうか?また、「始めたいけど、最初は勉強や様子見もかねて、小さな投資から始めたい」という人も多いですね。そんな人にオススメなのが「ミニ株」や「プチ株」です。

一般的に、株取引では「単元数」というものがあります。仮に、「1枚1000円」の銘柄があったとしても、「じゃあ、1000円払うので1枚だけください」ということは出来ないのです。「最低1000枚からですよ」などのように、「最低これだけは買ってくださいね」と決められている量を「単元数」と呼んでおり、前述のような「資金がない…」や「小さい規模から始めたい…」という皆さんにとっては、株取引を始める上での最大のネックとも言えるでしょう。

「ミニ株」や「プチ株」とは、この単元数を徹底的に下げた株取引、あるいは、単元数を持たない株取引のことです。つまり、「少ない資金から…」と考えている皆さんにとっては「うってつけ」のサービスと言えるんですよ。もちろん、変動によって損益が出る仕組みや、保有している枚数に応じて配当が出る仕組みも、一般的な株取引とまったく同じです。

ただし、ミニ株やプチ株にもデメリットがあります。まず、「手数料が高い」ということですね。「少ない資金から始められる」というメリットの背景には、「手数料が高い」というデメリットが隠されているため、細かく何回も取引すると「手数料だけが大きくなる…」という結果になる可能性があるのです。また、「議決権が与えられない」という特徴も覚えておきましょう。つまり、たとえ何百億円も出して株を購入したとしても、それがミニ株やプチ株である以上、会社に対して意見する権利はないのです。

「日経225」とは?

皆さんは、「日経平均株価」というものをご存知ですか?テレビのニュース番組の最後の方で確認することが出来ますよね。「本日の日経平均株価は〜」などのアナウンスを、皆さんも一度は聞いたことがあると思います。

この日経平均株価とは、東京証券取引所の1部に上場している企業の中から、様々な業種の225銘柄をピックアップし、それらの銘柄の「平均価格」を表しているのです。つまり、日経平均株価を見れば、証券市場から見える「経済の全体像」を確認することが出来るのです。

じつは、この「日経平均株価」そのもので投資が出来ることをご存じだったでしょうか?その投資商品を「日経225」と呼んでおり、日経平均株価の価格変動や配当などで利益(損失)が出る仕組みです。この日経225、じつは株初心者の皆さんには「とてもオススメな投資商品」と言えるんですね。

投資では、「資金を分散させて、投入先も分散させる」ということが大切です。資金の全額を1つの銘柄に入れてしまうと、その銘柄で「こけた時」のリスクが大きすぎるためです。そこで、もう一度「日経平均株価」について考えてみましょう。東証1部に上場している「225銘柄」の「平均株価」のことでしたよね。ということは、日経225に投資をするということは、自動的に「225銘柄に分散投資をしている」ことと同じになるんですよ。つまり、225銘柄のうち、1銘柄が大きく値を下げたとしても、それが全体に与える影響は「限定的」であるため、分散先を考える必要もなく、勝手に225銘柄に分散投資できるのです。

日経225は、以前は手数料がとても高かったため、個人投資家に敬遠されがちでしたが、今ではだいぶ手数料も下がっていますので、まずは日経225から株取引を始めるのも1つのアイデアですね。

「外国株」とは?

株取引は、日本だけで行われているものではありません。世界中で行われているため、私たち日本人が外国の株を購入することも可能なんですよ。最近では、中国やインド、ブラジルなどの「新興国」への投資が活発化しており、これらの国の銘柄に投資をしようと考えている人も多いんですね。また、急成長を見せている銘柄だけでなく、世界的に安定した業績を上げている外国の企業が発行している銘柄も、株取引において「魅力的な銘柄」であることに違いありません。

そこで、最近ではこのような外国株を取り扱う証券会社が日本国内で増えているんですよ。以前であれば、日本国内から外国株に投資をするのは難しかったのですが、証券業界も過密競争にあるため、魅力が高い外国株の提供が活発になっているのです。

しかし、外国株に対するリスクについても知っておく必要があるでしょう。まず、地理的に遠い場所に企業があるため、「その企業の業績等の情報が届きにくい」というデメリットがあります。日本国内の企業であれば、「会社四季報」などを見れば一発で業績を把握することが出来ますが、外国企業の場合は話が別なのです。また、新興国の銘柄などは、「急に成長する」こともあれば、それとは逆に、「急に終息する」ということもあります。

投資の基本は、「好調であれば、同じだけのリスクが裏に隠されている」ということですので、「急成長が見込める」と思っても、必ずその裏にあるリスクについてもしっかりと認識して取引するようにしておきましょう。

分散投資をしてみよう

いきなり妙なことを言いますが、まずあなたの手元に「100万円」があると想像してください。この100万円で株取引を始めるのですが、あなたなら、その100万円を「たった1つの銘柄だけ」に投入するでしょうか?これは危険ですね。株取引にはリスクが付き物です。もし、あなたが投入した企業が倒産したらどうするのでしょうか?せっかくの100万円が一気に「パー」になってしまいます。

そこで、「分散投資」という方法を覚えておきましょう。分散投資とは、読んで字のごとく、「資金をいくつかに分散して、投入先も分散させる。あるいは、資金の一部は何かがあった時のために残しておく」という方法ですね。たとえば、100万円が手元にある場合、「20万円×5」に分散して、そのうちの4つを投資に回します。つまり、「20万円を4つの銘柄に投資しており、残りの20万円分は補欠資金として残しておく」という方法のことです。こうしておくことで、1つの銘柄が大きく下落したとしても、損失幅がグッと抑えられますし、資金の全額を投資しているわけではないため、万が一の状況に陥ったとしても、最低20万円は手元に残ることになります。

いかがですか?これが分散投資です。株初心者が一気に大きく失敗する例としては、この分散投資を行っていなかったことが大きな理由なんですね。投資の極意は「いかにして損をしないか?」を追求することですので、ぜひ資金を分散してリスクを抑えた取引を心がけておきましょう。